大戸屋“お家騒動”第三委が調査報告…創業家は沈黙[2016/10/03 20:00]

 創業家と会社側の対立が続く大戸屋ホールディングスで、会社側が8月に設立した第三者委員会が調査報告書を公表しました。

 大戸屋ホールディングス・窪田健一社長:「功労金等の諸案件を十分な検討を欠いたまま対応を進めたことや、特に人事面などでも創業家への配慮、事前説明が不足していたことについて大変、反省している」
 第三者委員会がまとめた報告書には、対立に至る経緯が52ページにわたって記載されています。調査は、創業家と会社側の対立や確執の原因や経緯の究明を目的とし、社長を含む新旧の役員10人への聞き取りなどが行われました。創業家側が協力を拒否したため、原因究明には踏み込めませんでしたが、双方に問題があったと指摘し、改めて直接の話し合いをするべきだと提言しています。一方、創業家側は沈黙を守っていて、混乱はしばらく続きそうです。

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