輸入米の調整金「禁止する」 農水省が調査結果[2016/10/07 11:57]

 海外から輸入されている米の入札を巡り、不透明な取引があると指摘された問題で、山本農林水産大臣は今後、商社と卸業者の間で行われている金銭のやり取りを禁止する考えを明らかにしました。

 山本農水大臣:「SBS入札(輸入米の共同入札)に関する不信感を生じないようにすべく、契約書に金銭のやり取りの禁止を明記することとする」
 輸入米の入札では、商社と卸業者などがペアを組んで参加するSBS(売買同時入札)という方式により、「調整金」と呼ばれる金のやり取りがあり、国が公表している売り渡し価格よりも安く取引されていることが問題視されていました。農林水産省は7日午前に公表した調査結果で、金銭のやり取りがあったことを認めました。一方で、このやり取りが国産米の価格に影響を与えている事実は確認できなかったとしました。

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