「今日からケーブルを緊急点検する」東電社長が謝罪[2016/10/13 11:47]

 東京電力の広瀬直己社長ら幹部は世耕経済産業大臣に大規模停電を謝罪し、他の施設も緊急点検する考えを伝えました。

 (経済部・小清水克記者報告)
 経済産業省に広瀬社長らを呼んだ世耕大臣は、厳しい口調で停電の発生とその後の対応を非難しました。
 世耕経済産業大臣:「58万6000戸もの大規模な停電が発生したことは本当に遺憾だ。早期かつ徹底的な原因究明と再発防止策を直ちに講じてもらいたい」
 東京電力・広瀬直己社長:「大変、申し訳なく思っています。早速、きょうからご指示の通り、現在、使っているケーブルの緊急点検をすでに始めています」
 世耕大臣はこのようなやり取りのなかで、「経産省は年1回の目視で劣化を見抜けなかったことが原因とみている」としてケーブルの点検を要請しました。東電は火災が起きたケーブルと同じ型のものから緊急点検を開始するとしています。しかし、今回の停電の原因究明も見通しは立たず、利用者の不安の解消が急がれます。

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