また遅れる最終処分場建設 選定基準の決定見送りへ[2016/10/18 12:28]

 原発から出る高レベル放射性廃棄物の最終処分場の建設地選びで、経済産業省は、選定基準の正式決定を見送りました。有望地の提示が年明け以降になる可能性が出てきました。

 経産省は、最終処分場の建設地の選び方について、人口密度などは考慮せず、活断層の有無や地質などの基準で「有望地」を示す考えでしたが、専門家からは「『有望地』という言葉が、そこに決まったような印象を与える」など用語の見直しを求める意見が相次ぎました。経産省は、誤解や不安を与えないよう用語や表現の見直しを検討する方針です。有望地の提示は12月の予定でしたが、年明け以降に延期となる可能性が出てきました。

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