ビール・発泡酒・第3…異なる酒税 一本化見送りへ[2016/10/26 11:57]

 自民党の税制調査会は税率が異なるビール系飲料の酒税一本化について、来年度の改正は見送る方針であることが分かりました。

 現在、ビール系飲料は麦芽の比率などによって350ミリリットルあたりビールが77円、発泡酒が47円、第3のビールは28円の税金が掛かっています。政府・与党はこれをすべて55円程度に統一する方向で見直しの議論に入ることにしています。ただ、見直した場合、メーカーには商品開発戦略の変更や製造計画の影響が出てくることなどから、自民党税調は税率を来年度中に一本化することを見送る方針です。また、政府・与党内には消費者にとって発泡酒や第3のビールは増税となるため、段階的見直しにするべきだという意見も出ています。

こちらも読まれています