動く人の顔も識別 最新“個人認証”システムを公開[2016/10/31 20:09]

 4年後の東京オリンピック・パラリンピックに向けてテロ対策の必要性が高まるなか、なりすましを防ぐ最新技術などをNECが報道陣に公開しました。

 NECが公開したのは、数万人規模の人の流れを解析し、混雑しそうな場所を予測する技術やリオデジャネイロ・オリンピックで実際に使われた、動いている人の顔でも識別できる「顔認証システム」です。この技術を使えば、IDカード偽装による不正入場を防ぐことも可能となります。また、人の耳の形がそれぞれ違うことに着目し、耳の穴で反響したイヤホンの音を分析し、個人を識別する技術も公開しました。今後、特定の個人がどこにいるか割り出すことも可能になり、施設の警備などに役立てたいということです。イベントは来月1日から2日間開かれます。

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