トヨタ、5年ぶり減収減益 円高の影響で 中間決算[2016/11/08 20:03]

 トヨタ自動車の今期の中間決算は、円高の影響によって5年ぶりの減収減益となりました。

 トヨタ自動車が発表した今年4月から9月の売上高は、前の年の同じ時期と比べ、7%減の13兆705億円でした。本業のもうけを示す営業利益は30%マイナスの1兆1168億円で、純利益は25%マイナスの9461億円となりました。中間決算で減収減益となったのは、東日本大震災の影響を受けた2011年以来5年ぶりです。プリウスなどの新型車が好調な国内やアジアでの販売を伸ばし、販売台数は前年を上回りましたが、円高による減益が5650億円に上り、収益を押し下げました。また、通期の見通しは純利益が前年比33%減と大幅に減少するものの、従来予想からは営業利益・最終利益ともに1000億円上方修正しました。

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