“TPP”衆院通過でJA「参院でも丁寧な審議求める」[2016/11/10 18:25]

 JA全中(全国農業協同組合中央会)は、TPP(環太平洋経済連携協定)承認案が衆議院で可決されたのを受けて、「参議院でも一層、丁寧な審議を求める」とのコメントを発表しました。

 JA全中は、TPPについて「想定される影響や対策が生産現場に十分伝わっておらず、現場には影響に対する不安の声が依然、根強くある」と指摘しました。そのうえで、「参議院においても、TPPの影響や対策等について一層、丁寧な審議を求めたい」とコメントしました。また、トランプ氏がアメリカ大統領選を勝利したことについて、「今後のアメリカの政策は未知数であり、我が国政府には徹底した情報収集をお願いしたい」と要望したうえで、「政府は『国益を損なうような協定の再交渉には応じない』と繰り返し答弁しており、この方針を堅持頂きたい」と注文しました。

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