北陸新幹線、敦賀と新大阪間ルートを年内絞り込みへ[2016/11/11 20:10]

 北陸新幹線のまだ着工していない福井県敦賀駅と新大阪駅を結ぶ区間の3つのルートについて、国土交通省は費用対効果の試算を発表しました。与党は、年内にルートを絞り込む方針です。

 国交省の試算した経済効果を総費用で割った費用対効果は、京都府舞鶴市を通る「舞鶴ルート」が0.7、福井県小浜市を通る「小浜ルート」が1.1、滋賀県米原駅で東海道新幹線と合流する「米原ルート」が2.2となっています。与党の検討委員会は、この試算などから来月中旬までにルートを絞り込む方針です。最も費用対効果の高い「米原ルート」は乗り換えの必要が出るため、乗り換えがなく、採算が取れる見込みの「小浜ルート」が有力とみられています。

こちらも読まれています