ANA「格差是正を」 発着枠でJALとのさや当て活発化[2016/11/16 09:09]

 全日空は日本航空が受けている優遇措置に対して、改めて格差是正を求めました。

 ANAホールディングス・片野坂真哉社長:「今後とも何らかの形で競争格差是正を、具体的な措置を当局にお願いしていきたいと考えております」
 全日空は売り上げで日本航空を上回るものの、最終利益は毎年、1000億円程度、下回っています。これは2010年に国の支援を受けて破綻処理した日本航空が国の監視下に置かれ、税制面での優遇などを受けているからです。しかし、その反面、大型投資ができない日本航空は予定通りの期限で監視期間を終え、路線の拡大を図りたい考えです。政府は2020年までに羽田発着枠を3.9万回に拡大する予定で、その獲得を巡って2社のさや当ては今後も活発化していきそうです。

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