通販生活「政治の話に口つぐむ企業になりたくない」[2016/11/16 09:07]

 通信販売のカタログ雑誌「通販生活」の冬号が「お金もうけだけを考えて政治の話に口をつぐむ企業になりたくない」という読者へのメッセージを打ち出し、話題を呼んでいます。

 通販生活の2016年冬号は15日、店頭で発売されました。すでに定期購読者の手元には10月半ばから届いています。15日発売の冬号では、1つ前の夏号が参議院選挙を前に「今回ばかりは野党に一票、考えて頂けませんか」として安保法制や沖縄の基地問題、憲法改正などの特集を組んだことに対して「政治色を打ち出したのは理解できない」「多様な意見を紹介していない」とした批判や異論が172通、届いたことを詳細に紹介しています。そのうえで、通販生活は「日々の暮らしは政治に直接、影響を受けます。お金もうけだけを考えて政治の話に口をつぐむ企業にはなりたくない」との明確なメッセージを打ち出しました。通販生活の編集担当は「買い物は平和でなければできない。だからこそ、買い物雑誌は戦争や平和のことを考えるべきだ」と話しています。

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