日銀の中間決算4年ぶり赤字 円高進行など影響で[2016/11/29 08:02]

 円高などの影響で、日銀の中間決算が4年ぶりに赤字になりました。

 日銀が発表した2016年9月の中間決算で、企業の純損益にあたる当期剰余金は2002億円の赤字でした。赤字は2012年9月以来、4年ぶりです。3月末に比べ、円相場が1ドル=112円から101円まで円高が進んだことで、保有する外貨建て資産の円換算額が大きく目減りしました。また、マイナス金利のなか、日銀は額面よりも高い金額で国債を購入しているため、その分の利益押し下げ額が約6000億円に膨らんでいます。日銀は9月末現在で397兆円の国債を保有しています。

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