経済

2016年12月2日 11:54

赤字国債の追加発行検討 “リーマン”以来の税収減

2016年12月2日 11:54

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 企業業績の低迷で今年度の国の税収が予想より落ち込んでいて、政府はリーマンショック後以来となる赤字国債の追加発行の検討に入りました。

 国の税収は、アベノミクスに伴う円安で企業収益が好調だったことから増えてきました。しかし、今年度は一転して円高による企業業績の低迷で法人税収が減り、当初の見積もりよりも1兆円以上不足して55兆円台後半に落ち込み、前年度の税収を割り込む見通しです。政府は今月中に第3次補正予算案を編成し、税収の不足分を赤字国債を追加発行することで補う方向で検討に入りました。赤字国債を追加発行した場合、リーマンショック直後の2009年度以来、7年ぶりとなります。

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