電通「鬼十則」“廃止”労働環境改善の取り組み発表[2016/12/09 20:51]

 大手広告会社の電通は、抜本的な労働環境改善のためとして、社員の心得である「鬼十則」を今後、社員手帳に掲載しないなどの取り組みを発表しました。

 鬼十則は、「取り組んだら放すな、殺されても放すな」「周囲を引きずり回せ」など4代目の社長が残した10項目の心得で、社員手帳などに掲載されてきました。来年度の手帳からは掲載をやめるほか、社員の多様な価値観や仕事観を反映させるため、来年度から管理職の評価に部下からの評価を取り入れるということです。電通は、「社員の自由な提言や闊達(かったつ)な議論を通じて、新たな企業文化の創造に取り組んでいく」としています。

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