「国民に理解を」経産大臣 もんじゅ廃炉後も開発[2016/12/20 11:53]

 政府が高速増殖炉「もんじゅ」を廃炉にした後、今後も高速炉開発を続けることについて、世耕経済産業大臣は国民の理解を求めていく考えを示しました。

 世耕経済産業大臣:「(もんじゅで)色んな知見や人材を得ることができた。『実証炉』に着手できると判断した」「(Q.現状、国民の理解が得られていると?)国民の理解を得られるように努力したい」
 世耕大臣はもんじゅの廃炉の後に、さらに実用化に近い実証炉を国内で開発する方針について、国民との理解の差を埋めることに努める考えを示しました。もんじゅが稼働したのはこれまでの22年間で250日にすぎず、そのうち発電した期間は44日間です。一方で、1兆円以上の税金が使われ、廃炉にはさらに3750億円以上が掛かると試算されています。

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