新年祝賀会で大手企業のトップらが景気の見通し語る[2017/01/06 00:05]

 経済3団体による新年祝賀会が開かれ、参加した大手企業のトップらが今年の株価など景気の見通しについて語りました。

 オリックス、宮内義彦シニア・チェアマン:「(景気が)晴れであるとすれば(年末の株価は)2万2000円はいってほしい」
 トヨタ自動車・豊田章男社長:「(年末の株価は)2万2000円。20年間ずっとデフレに悩まされ、その壁を突き抜けてくれると新しい局面に入る」
 三井住友銀行・国部毅頭取:「円安に伴う企業業績の改善もあって、株式相場は上がっていくと思う。ただ、今年のキーワードは『不確実な年』」
 野村証券・永井浩二社長:「『まさか』ということが結構起きる。特にトランプ次期大統は読めない、何をするかが読めない」
 大手企業トップが示した今年年末の日経平均株価の予想は平均で約2万1000円と、大台の2万円超えを期待する声が相次ぎました。アメリカの景気回復で円安基調が続き、企業業績が改善すると楽観的な見通しが目立つ一方、「世界経済はトランプ氏に振り回される」など懸念も示されました。また、賃上げについては前向きな意見が多いものの、個人消費が伸び悩むなか、大手百貨店からは「ベースアップは厳しい」という声も上がっていました。

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