個人の見方は経営者と逆 「今年の景気悪くなる」[2017/01/06 17:06]

 今年の景気について経営者などから前向きな声が多く聞かれるなか、個人は意外にも「景気が悪くなる」と見ていることが分かりました。

 日本生命が全国約9000人を対象に行った調査によりますと、2017年の景気について「良くなる」と答えた人は全体の23.8%で、「悪くなる」の56.8%を大きく下回りました。この結果は2016年の数字とほぼ同じで、個人の景況感はあまり改善していないことがうかがわれます。また、月末の金曜日は早めに退社するという「プレミアムフライデー」が2月からスタートする予定ですが、これについては会社から早く帰れても過半数の人が「家族と過ごす」と答えました。ニッセイ基礎研究所の矢嶋康次チーフエコノミストは「今後、旅行会社や百貨店などから具体的な企画がたくさん出てくることで、回答が変わる可能性もある」と分析しています。

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