東芝、“原発”で巨額損失の恐れ 融資継続を要請へ(2017/01/10 11:48)

 経営再建中の東芝は、アメリカの原子力事業で数千億円規模の巨額損失を計上する可能性が出ています。不正会計の影響で2年連続赤字だった東芝は、2016年度は黒字を見込んでいましたが3年連続の赤字に転落する恐れがあります。経営に大きな打撃を与える可能性もあるため、東芝は10日午後に金融機関を集めて説明会を開き、融資の継続を要請します。

 (経済部・野口有香記者報告)
 東芝は午後の説明会にメインバンクだけでなく、融資を受けている金融機関数十行、100人程度を集めるとみられます。今回の説明会はすべての金融機関に一致して支援してもらうよう要請するのが目的です。東芝は不正会計を受けて大型の事業は売却済みで、残った事業売却で大幅に財務状況を改善するのは厳しいうえ、信用が落ちているため、マーケットからの資金調達も事実上、できない状況です。このため、銀行の融資継続が命綱です。東芝は、損失額自体はまだ流動的だとして、2月中旬の第3四半期の決算発表ぎりぎりまで精査するとしています。銀行団は支援する方向ですが、あるメインバンクの幹部は「3月末の債務超過を避けるのが先だ。具体的に必要な金額がいくらなのか示してほしい」と話しています。また、別の幹部は「原発事業の損失がどこまで膨らむのか。主力の原子力事業でつまずいたので、今後、どういう事業で稼いでいくのか見せてほしい」と注文を付けています。東芝が今後、どの事業で再生を果たすのか、説得力のある提案ができるかどうかが焦点になります。

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