ビール類出荷量 12年連続減少 ピーク時より3割減[2017/01/16 11:55]

 ビール大手各社が発表した去年のビール類の出荷量は12年連続の減少となり、ピークだった1994年から約3割、減少しました。

 各社の集計によりますと、去年1年間のビール類全体の出荷量は2.4%の減少で、過去最低を更新しました。ビール税率の一本化をにらみ、各社は去年からビールの販売を強化してきましたが、ビール単体の出荷量は2%減少し、厳しい結果となりました。人口減少に加え、夏場の台風による天候不順の影響や若者を中心に酎ハイなどに需要がシフトしていることが要因だということです。また、節約志向から、いわゆる「家飲み」傾向が強まり、家庭用の缶ビールはほぼ前年並みでしたが、飲食店などの業務用は販売が落ち込みました。

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