電通が広告主に1億超の不正請求 社内調査で判明[2017/01/17 23:45]

 電通はインターネット広告の不正請求について、社内調査の結果、不正な請求が約1億1500万円であったと発表しました。

 大手広告会社の電通は、インターネット広告で広告主の依頼と異なる掲載をし、不正に料金を請求していた問題について社内調査を進めていました。その結果、不正の対象となった広告主は96社で、金額は1億1482万円だったということです。電通はこれまで、不正の対象は111社で、2億3000万円に上ると説明していました。不正の件数が大幅に減った理由について電通は、広告主と契約ごとにすり合わせた結果、不正とみなされない契約が多数あったとしています。電通は関係する役員を減俸処分とし、関連部署の人手不足の解消や広告の掲載実績を機械で管理するシステムを導入するなど、再発防止に努めるとしています。

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