みずほFG&三井住友トラスト 系列越えての統合検討[2017/01/18 09:06]

 みずほフィナンシャルグループと三井住友トラスト・ホールディングスは、傘下の資産管理銀行を統合する方向で検討に入ったことが分かりました。

 関係者によりますと、みずほフィナンシャルグループと三井住友トラスト・ホールディングスは、年金基金など機関投資家の資産管理や事務手続きを行う傘下の資産管理銀行を統合する方向で検討に入りました。みずほが出資する「資産管理サービス信託銀行」と三井住友トラストが出資する「日本トラスティ・サービス信託銀行」を持ち株会社方式で統合する案が有力です。実現すれば、顧客から預かる信託財産は競合を大きく上回る約380兆円となり、規模の拡大で経営を効率化する狙いがあります。日銀のマイナス金利政策で資金運用環境が厳しくなるなか、系列の枠を越えた再編が動き出しました。

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