3月にTPP関係閣僚会合を　チリの外相が日本に打診[2017/01/25 05:56]

　TPP（環太平洋経済連携協定）参加国であるチリから日本政府に、関係閣僚会合を3月にチリで開催したいと打診があったことが明らかになりました。

　日本の政府関係者によりますと、TPP参加国であるチリのムニョス外相が3月に開催する予定の中南米4カ国の経済統合を目指す関係閣僚会議に合わせて、TPPの閣僚会合も開きたいと参加国に伝えてきたということです。この会合にはTPP参加国ではない中国や韓国も出席する可能性があるということで、アメリカがTPPから離脱した場合の新しい枠組みについて協議する狙いがあるとみられます。トランプ大統領がTPPからの離脱に関する大統領令に署名したことを受けて協定の発効が不透明な状態にあることもあり、チリからの打診に対して日本政府関係者は「趣旨を確認したうえで検討したい」としています。