東芝 主力銀行に報告「3月末の債務超過回避へ」[2017/01/26 05:57]

 アメリカの原発事業で巨額の損失を見込む東芝が主力取引銀行に対し、一部事業の分社化などで債務超過は回避できる見通しを伝えていたことが分かりました。

 東芝の綱川社長は24日、取引先の大手銀行を相次いで訪れ、今回の損失額が当初、想定した約5000億円から最大で7000億円規模に拡大する可能性があると報告しました。そのうえで、フラッシュメモリー事業を分社化し、株式の一部を売却することで「3月末の債務超過は避けられる」という見通しも示したということです。東芝は事業の分社化などについて、27日の取締役会で決議しますが、損失額についてはその後、精査を進めて来月14日に発表する予定です。

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