キヤノン副社長「東芝の半導体事業への投資難しい」[2017/01/31 20:08]

 キヤノンの田中稔三副社長は、東芝が分社化する半導体メモリー事業への出資について、「現状では難しい」という認識を示しました。

 キヤノン・田中稔三副社長:「(Q.現時点では応札は難しい?)日程的に資産査定もできないし、そういうことで難しいんじゃないというのが我々の考え方です」
 東芝は、アメリカの原発事業で最大7000億円の損失が見込まれていて、半導体のメモリー事業を27日に分社化する方針を決定しました。新会社の株式を一部売却して、外部から資金を調達する方向で調整しています。外資系ファンドや日本政策投資銀行などが出資を検討している模様です。一方、半導体製造装置を手掛けるキヤノンの田中副社長は31日、「成長が見込まれる新規事業へ軸足を移していくなかで、様々な投資が目白押し」として、「半導体事業への投資は難しいのではないか」と説明しました。

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