福島廃炉費用の積み立て義務化法案を閣議決定[2017/02/07 17:02]

 政府は、福島第一原発の廃炉費用8兆円について、東京電力に対して毎年の積み立てを義務付ける法案を閣議決定しました。

 世耕経済産業大臣:「財政的に裏付けができ、これからの廃炉の進捗(しんちょく)に良い影響ができ、プラスになっていくと思う」
 閣議決定されたのは、8兆円に膨らんだ廃炉費用について、東電に対して毎年、経産大臣が認めた金額を積み立てさせる法案です。東電の資金不足で、廃炉作業が遅れることを避ける狙いがありますが、送配電事業の利益が優先的に廃炉費用に充てられることで電気代が値下げされない可能性があります。政府は今国会に法案を提出し、年内の施行を目指す方針です。

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