東芝会長が引責辞任へ 巨額損失の責任取り[2017/02/14 17:20]

 原発事業で最大7000億円規模の損失を見込む東芝は14日正午に決算を発表する予定でしたが、急きょ、延期する異例の事態となっています。

 (経済部・野口有香記者報告)
 200人以上の大勢の報道陣が集まっています。会見は午後6時半から行われる予定ですが、つい先ほど、東芝は志賀重範会長が辞任すると発表しました。
 東芝広報:「(会見は)現時点では未定の状況です」
 この混乱の原因ですが、問題を指摘する内部通報があったということです。それは先月、原発子会社の「ウェスチングハウス」の経営者が原発建設会社の買収手続きを巡って不適切な圧力を掛けた疑いがあり、現在、調査を進めているということです。これが決算内容に影響を与える恐れもあるため、発表を土壇場で延期しました。ただ、現時点では、実際にどんな圧力があったのか明らかにされていません。この事態を受けて、東芝の株価は8%下落するなど混乱に拍車を掛けています。

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