東芝が東証2部“降格”も 年度末に債務超過の恐れ[2017/02/16 11:55]

 深刻な経営難に直面している東芝が切り札であるメモリー事業の売却期限について、急がない方針を固めたため、年度末も債務超過に陥る可能性が出てきました。その場合、東芝は東証1部から2部に降格となります。

 東芝は年度末の債務超過を回避するため、3月末までメモリー事業の売却を目指してきました。しかし、売却割合が2割程度のため、出資企業には魅力に乏しく、交渉が難航しています。このため、東芝は3月末時点での債務超過もやむなしと判断した模様で、売却割合を5割以上に増やし、売却期限も延長して好条件を探る方針に転換しました。債務超過となった場合、東芝は東証2部に降格となりますが、主力取引銀行は支援を継続する考えです。

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