東芝 「ウェスチングハウス」の破産法申請も検討[2017/02/24 13:42]

 原子力事業で巨額の損失を抱える東芝は、アメリカの子会社のウェスチングハウスについて、破綻法の適用申請も検討していることが分かりました。

 東芝は、ウェスチングハウスがおととしに買収した原発建設会社が工事の遅れから建設コストが上昇して7125億円の損失を見込んでいて、3月末の決算は債務超過に陥る可能性も出ています。穴埋めのため、「虎の子」といわれる半導体のフラッシュメモリー事業の完全売却も視野に入れていますが、アメリカでの原発事業の立て直しが最大の課題となっています。選択肢として、日本の民事再生法にあたるアメリカの連邦破産法11条を適用申請することで、ウェスチングハウスの再建を目指す案も検討されていて、東芝の幹部は「様々なケースについて調べている」としています。

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