「核のごみ」最終処分場選び 名称変更で混乱[2017/02/28 17:34]

 「核のごみ」の最終処分場の候補地選びはなかなか進みません。

 当初、経済産業省は、原発から出る高レベル放射性廃棄物の最終処分場選びで、適性がある地域を「科学的有望地」の名称で去年までに公表する方針でしたが、「候補地に決まった印象を与える」などの意見が相次ぎました。こうしたことから、28日の会議では、適性がある地域の名称を「好ましい特性が確認できる可能性が相対的に高い地域」に変える案が示されました。今度は、有識者から「柔らかい表現にして分かりにくくなるのはまずい」などの意見も出ています。候補地選びは堂々巡りとなっています。

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