トヨタ自動車　サウジアラビアで事業化調査開始へ[2017/03/11 12:00]

　トヨタ自動車がサウジアラビアでの現地生産に向けた調査に乗り出すことが明らかになりました。

　調査は、サウジアラビアでの部品の調達方法や輸出した場合とのコスト面の比較など事業化に向けた具体策を検証するとみられます。トヨタ自動車は、サウジアラビアの国王としては46年ぶりに来日するサルマン国王の来日に合わせ、両国の首脳会談の翌日、14日にサウジアラビア政府と正式に覚書を締結するということです。中東市場は人口が急増するなか、SUV（スポーツ用多目的車）や大型車などの収益性の高い車種が人気で、成長が期待されています。サウジアラビア政府は、製造業など海外企業の進出を求めていて、これに応える形で日本政府もトヨタの海外進出を後押しすることにしています。