時価200兆円石油会社上場誘致 サウジ取引所と覚書[2017/03/14 15:08]

 時価総額200兆円を超えるとみられるサウジアラビアの国営石油会社の上場をにらみ、東京証券取引所がサウジの取引所と関係強化に乗り出しました。

 日本取引所グループ・清田瞭CEO(最高経営責任者):「日本とサウジの協力関係が資本市場分野にまで広がるという意味において、JPX(日本取引所グループ)だけでなく、我が国及び日本経済にも大きな意義をもたらす、大変、時機を得た合意であると確信している」
 サウジアラビアの国王訪日に伴い、サウジの証券取引所のトップが東証を訪問し、東証などを運営する日本取引所グループと関係強化を進める覚書に署名しました。来年にも予定されているサウジアラビアの国営石油会社「サウジアラムコ」の上場は時価総額2兆ドル、日本円にして200兆円を超える史上最大規模とみられています。上場は世界の複数の取引所で行われる見通しで、サウジの取引所との関係強化は東京市場での上場誘致に向けた布石にしたいという狙いもあります。

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