東芝、上場廃止の危機 株式を「監理銘柄」に指定へ[2017/03/14 18:13]

 東京証券取引所は東芝の株式について、上場廃止の恐れがある「監理銘柄」に指定すると発表しました。

 東京証券取引所は東芝の不正会計問題を受けて、2015年9月に東芝の株式を内部管理体制に改善が認められなければ上場廃止となる「特設注意市場銘柄」に指定しました。指定から1年半が経過することを受けて、15日付で上場廃止の恐れがある「監理銘柄」にも併せて指定します。東芝は15日、指定解除に向けて東証に報告書を提出しますが、問題が改善されなかったとみなされれば、上場廃止が決まります。ただ、結論が出るには数カ月以上かかる見通しです。また、第3四半期の決算発表が再度延期されたことを受けて、14日の東芝の株価は一時、前日に比べて9%近く値を下げましたが、終値は215円9銭で10円値上がりするなど乱高下しました。

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