G20閉幕 共同声明「保護主義に対抗」の文言削除(2017/03/19 06:21)

 ドイツで開かれていたG20(財務大臣・中央銀行総裁会議)が閉幕しました。共同声明には「保護主義に対抗する」という文言は明記されませんでした。

 自国産業の保護を打ち出すトランプ政権を迎えた初めてのG20は、参加国それぞれが痛み分けの結果となりました。
 麻生財務大臣:「自由貿易を否定するような発言はなかったと思います。重要性の認識を示されたのでは」
 会議では各国ともに自由貿易の重要性は共有しながらも、その解釈を巡って意見に違いがあり、議論が紛糾しました。ある財務省関係者は「文言を完全になくしたら、G20の協調関係が崩壊したというイメージをとられてしまう」と危機感を口にするほどでした。結果的には「保護主義」の文言は削除されたものの、「経済への貿易の貢献の強化に取り組む」という記述も残す形で落ち着き、最終的な表現は7月の首脳会議へと持ち越しとなりました。一方で、為替政策については通貨安競争を回避するといったこれまでの合意を再確認しています。トランプ政権の実務体制は今後、具体的に固まってくることもあり、世界経済にとってこれからが本当の勝負となります。

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