てるみくらぶが破産 負債151億円 社長は謝罪[2017/03/27 11:50]

 航空券が発券できないなどトラブルが相次いでいた格安ツアーの旅行会社「てるみくらぶ」が東京地裁に破産を申請し、即日、認められました。てるみくらぶの会見が始まっています。

 (経済部・西田晋一郎記者報告)
 一連の騒動発覚後、初めて山田千賀子社長が公の場に現れて謝罪しました。
 てるみくらぶ・山田千賀子社長:「お客様、関係者の皆様に多大なるご迷惑をお掛け致しますことを心よりおわび申し上げます。本当に申し訳ございませんでした」
 てるみくらぶを巡っては、先週から航空券が発券できないなどトラブルが相次いでいましたが、27日に東京地裁に破産を申請し、即日、決定されました。負債総額は151億円で、影響を与えるとみられる旅行件数は3万6000件に上るということです。旅行業者の倒産としてはリーマンショック後、最大となります。てるみくらぶはツアー代金などの返済について、日本旅行業協会の弁済保証限度を大幅に超える見込みで、その場合、全額の返金はできないとしています。第1回目の債権者集会は11月の見通しで、被害者の救済は厳しい状況になりそうです。

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