東電HDと中部電が“火力”で統合 国内シェア5割に[2017/03/28 20:04]

 東京電力と中部電力は火力発電事業を統合すると発表しました。この統合で、国内でのシェアは約5割となります。

 東京電力HD・広瀬直己社長:「しっかり成功して、他の分野にも成功モデルを示さないといけないと思っている」
 燃料調達などの事業で統合を進めてきた東電と中電は、火力発電事業の統合に向けて具体的な協議に入ることで合意しました。この統合が実現すれば、火力発電の規模は約6800万キロワットで、国内のシェアは約5割となり、燃料コストの削減や競争力を強化する狙いがあります。両社は、2019年度前半をめどに完全統合を目指します。東電は、22兆円規模の原発事故の処理費用にこの統合による利益の一部を充てるほか、原子力事業でも他電力との再編を目指しています。

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