仏大統領選の結果に安堵感 東京市場は円安株高[2017/04/24 11:47]

 フランス大統領選挙の開票結果を受けて東京市場は安堵(あんど)感から円安が進み、平均株価も大幅に上昇しました。東証から報告です。

 (経済部・賀谷真実記者報告)
 フランス大統領の座を射止めるのは、親EU(ヨーロッパ連合)のマクロン候補だろうという予想から「フランスのEU離脱という最悪のシナリオは払拭された」と市場には一気に安心感が広がりました。外国為替市場では安全資産として買われていた円を売る動きが広がり、円安・ユーロ高・ドル高が進みました。特に、円相場は対ユーロで先週末から3円ほど下落し、一時、1ユーロ=120円後半まで値下がりしました。ドル高・円安も進み、一時、1ドル=110円台を回復しています。こうした円安を受けて東京株式市場は輸出企業を中心に買いが強まる全面高となり、平均株価は一時、290円近く上昇しました。マーケット関係者は、フランスのEU離脱シナリオが払拭されたことで市場の関心は25日の北朝鮮の軍創設記念日に向かっていると話しています。

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