東芝が監査法人変更へ“巨額損失”めぐり溝埋まらず[2017/04/26 11:55]

 経営が厳しい東芝が決算発表を巡って意見の対立が続く監査法人を変える方向で調整していることが分かりました。

 東芝では、アメリカの原子力事業で巨額損失の発生を認識した時期などについて監査法人との間で意見が対立し、10月から12月期決算では監査法人から「適正」の意見がもらえない異例の発表となりました。東芝は来月に2017年3月期の本決算の発表を控えていますが、関係者によりますと、依然として溝が埋まらないとの判断から監査法人を変える方向で調整しています。ただ、引き受ける別の監査法人があるのかどうか情勢は不透明です。スムーズに移行できなければ本決算の発表も延期せざるを得なくなる可能性もあります。

こちらも読まれています