東芝の決算発表 日本取引所CEOが強い懸念[2017/04/29 07:08]

 東芝が決算を監査法人のお墨付きなしで発表したことについて、日本取引所グループの清田瞭CEO(最高経営責任者)は、本決算も同様になれば「極めて由々しい」と強い懸念を示しました。

 日本取引所グループ・清田瞭CEO:「上場企業として求められる適正意見の付いた監査は、投資家の投資判断に極めて重要な情報。このままいくようであれば、極めて由々しい」
 東芝は、2016年4月から12月期の連結決算について2度、発表を延期した後、監査法人の「適正意見」を得られないまま今月11日に発表しました。東芝の上場廃止について清田CEOは、6月末に提出期限を迎える有価証券報告書の対応を見て判断する考えを示しました。また、清田CEOは、東芝が監査法人の交代を検討していることについて、「適正意見をもらえなければ監査法人を変えればいいのかと捉えられかねず、望ましくない」と述べました。

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