「半導体売却の妨害停止を」 東芝が米WDに警告[2017/05/10 11:57]

 経営再建中の東芝と三重県の四日市工場を共同で運営するアメリカの「ウエスタンデジタル」が東芝の半導体事業の売却を巡って対立し、10日朝に協議していたことが分かりました。

 アメリカの半導体メーカー「ウエスタンデジタル」のスティーブ・ミリガンCEO(最高経営責任者)は10日朝、東芝本社を訪れて半導体事業の売却について東芝側と協議しました。ウエスタンデジタルは、東芝の半導体事業の売却交渉にはウエスタンデジタル側の承認が必要だと強く主張しています。これに対して東芝側は、妨害をやめるよう求める書簡を送り、15日までに妨害をやめなければウエスタンデジタルの技術者を四日市工場から閉め出すと警告しています。ミリガンCEOはこの後、経済産業省の幹部らとも面会し、協議するとみられます。

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