日産、最終利益が2年連続で過去最高を更新[2017/05/11 20:42]

 日産自動車の2016年度の連結決算は、子会社株式の売却などにより最終利益が6635億円となり、2年連続で過去最高を更新しました。

 日産が発表した去年4月から今年3月の連結決算で、売上高は為替のマイナス影響もあり、前の年の同じ時期に比べて3.9%減の11兆7200億円でした。7年ぶりに前の年を下回りました。本業のもうけを示す営業利益は6.4%減の7422億円で、3年ぶりに前の年を下回りました。一方、部品大手子会社のカルソニックカンセイの株式売却益1115億円を特別利益に計上したことなどで、最終利益は前の年に比べて26.7%増の6635億円となり、2年連続で過去最高を更新しました。2017年3月期の世界販売台数は、過去最高の563万台でした。国内販売が伸び悩むなか、アメリカが前の年に比べて4.2%増の158万台、中国が8.4%増の135万台と好調でした。2018年3月期の世界販売台数の見通しは583万台で、主に中国での増加を見込んでいます。

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