2万円台回復遠のく 東京市場で株安・円高進む[2017/05/18 11:48]

 ニューヨークのダウ平均株価は、トランプ政権とロシアとの関係を巡る疑惑から370ドルほど急落しました。この流れを受けて、東京株式市場では株安・円高が進んでいます。東京証券取引所から報告です。

 (経済部・賀谷真実記者報告)
 2万円の大台を目前にしていた平均株価ですが、トランプ大統領の政権運営への不安から全面安の展開となっています。東京株式市場は、ニューヨーク市場の影響を大きく受けてリスクを回避する動きが広がっています。平均株価は17日の終値に比べて一時、360円以上値を下げ、1万9400円台を付けました。また、東京外国為替市場はドルを売って比較的、安全な通貨とされる円を買う動きが広がって1ドル=110円台の後半から111円台で推移しています。マーケット関係者は、先週来、発表された日米の企業業績は良かったものの、トランプ政権が引き起こした政治的混乱と綱引き状態となっていて、2万円の大台回復はしばらく遠ざかるのではないかと話しています。

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