実感乏しい? 1−3月期GDP成長率、5期連続プラス(2017/05/18 11:49)

 内閣府が発表した今年1月から3月期の実質GDPは、5四半期連続のプラス成長になりました。5期連続は小泉政権時の2006年以来、11年ぶりです。しかし、この好調さを実感できない人が多いかもしれません。なぜなのでしょうか。

 (経済部・進優子記者報告)
 5期連続プラスの要因の一つは、銀座や新宿などでも多くみられる外国人旅行客の消費の好調さです。外国人が引っ張る好景気のため、実感が乏しい人も多いようです。18日に発表された1月から3月期の実質成長率は前期比で0.5%、年率換算で2.2%のプラスでした。なかでも輸出が好調で、半導体製造装置やインバウンド消費などでプラス2.1%と3期連続のプラス成長でした。去年末から今年にかけての円安傾向で、外国人旅行客の数は盛り返しを見せ、今年に入ってその消費額は過去最高となっています。
 高島屋新宿店・高田明宏副店長:「一時期、少し(売り上げが)縮んでいたが、最近、また戻ってきている。4割を超える売り上げ増ということで大変、これからも期待している」
 一方、個人消費はプラス0.4%となりました。エコノミストは「消費者には実感が少ない」と指摘します。
 三菱UFJリサーチ&コンサルティング・小林真一郎主席研究員:「輸出企業の業績が拡大する状況になっているが、それが賃金の上昇、内需の拡大に結び付くという好循環の姿がまだ描ききれていない」
 好調な世界経済の波が一般消費者に波及するには、将来に対する漠然とした不安の解消が必要で一筋縄ではいきません。

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