生保大手の決算 マイナス金利政策の影響色濃く[2017/05/25 20:05]

 生命保険大手の決算は、日銀のマイナス金利政策に大きく振り回された1年となりました。

 日本生命・三笠裕司常務:「2016年は超低金利で厳しい決算だった」
 生命保険最大手の日本生命が発表した2017年3月期の決算は、2016年2月に始まった日銀のマイナス金利政策の影響で、7年ぶりに減益となりました。金利低下による運用難で、窓販商品の一部を販売停止にしたため、保険料等収入は16%減少しています。第一生命と明治安田生命も収入は落ち込んだものの、海外での収益確保や、新たに買収した海外子会社の効果などで増益を維持しました。一方、住友生命は、利率の高い商品を継続して販売したため、大幅な増収増益となっています。

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