未来投資会議 新たな成長戦略の素案をまとめ[2017/05/30 20:17]

 政府は30日に行われた未来投資会議のなかで、6月に閣議決定される見通しの政府の新たな成長戦略「未来投資戦略2017」の素案をまとめました。

 安倍総理大臣:「新たな技術をあらゆる産業や日常生活に取り入れ、一人ひとりのニーズに合わせる形で社会の課題を解決する『Society5.0』を世界に先駆けて実現する」
 政府は日本経済の長期停滞の打開策として、人工知能やロボット、ビッグデータなどを活用した第4次産業革命を推進して社会の課題を解決する「Society5.0」を実現する必要があるとしています。今回まとめた素案には医療や物流、教育などの各分野で社会課題の解決を目指す方針が盛り込まれています。具体的には、有人運転のトラックを無人のトラックが自動で追尾する隊列走行の実験を今年度中に開始し、2022年には商業化を目指すほか、ドローンを使った荷物の配送を2020年代に都市部でも本格的に導入するとしています。この素案は今後、与党との調整を経て、来月に閣議決定される見通しです。

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