再建中の東芝 6月の定時株主総会で決算報告できず[2017/05/31 17:05]

 経営再建中の東芝は、来月に開催する定時株主総会で2016年度の決算の報告ができないと発表しました。

 東芝は、アメリカの原発事業による巨額損失の会計処理を巡って監査法人と対立し、決算発表が遅れていました。東芝は、これまで期限のぎりぎりまで監査法人と調整するとしていましたが、「手続きについてはまだ時間を要する」として、来月28日に開催する定時の株主総会では決算報告ができないと発表しました。決算については、数字が確定した段階で臨時の株主総会を開催して報告するとしています。東芝は、おととし発覚した不正会計問題で、東京証券取引所の「特設注意市場銘柄」に指定されていますが、今回の決算の遅れによって上場廃止の判断に影響を及ぼす可能性があります。

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