WDトップ、東芝と極秘に会談 互いの溝は埋まらず[2017/06/09 20:00]

 東芝再建の鍵を握る半導体子会社の売却を巡って対立しているウエスタン・デジタルの幹部が来日し、東芝の綱川社長と極秘に会談しました。

 東芝を訪れたのは、ウエスタン・デジタルのスティーブ・ミリガンCEO(最高経営責任者)とマーク・ロングCFO(最高財務責任者)です。東芝と半導体工場を共同運営しているウエスタン・デジタルは、半導体子会社の株式の過半数を取得して経営の主導権を握ることを主張してきました。トップ会談では、お互いの妥協点を見いだしたい考えでしたが、関係者によりますと、両社の溝は埋まらなかったということです。東芝は5000億円を超える債務超過に陥っていて、上場廃止を避けるため、6月末までに売却先を決定する方針ですが、先行きは不透明な情勢です。

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