日銀、現状維持 “ほど遠い消費者物価2%”背景[2017/06/16 17:08]

 日銀は16日の金融政策決定会合で、金融政策の現状維持を賛成多数で決めました。

 日銀は16日、金融政策決定会合を開き、当面の金融政策を議論しました。その結果、去年9月に導入した「長短金利操作付き質的・量的金融緩和」を引き続き維持することを賛成多数で決めました。足元の消費者物価は0%程度で推移し、日銀が目標とする2%の実現が遠いことが背景です。一方で、日銀の公表文では「我が国の景気は緩やかな拡大に転じつつある」との見方を示し、個人消費についても「底堅さが増している」として、前回の「底堅く推移している」から判断を上方修正しています。

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