東芝 “上場維持”の審査「相当時間がかかる」[2017/06/16 18:55]

 日本取引所グループの清田CEO(最高経営責任者)は、定例記者会見で、東芝の上場維持に関する審査について「相当、時間がかかる」という見解を示しました。

 現在、東芝の上場を維持するか廃止するかの審査が東京証券取引所の自主規制法人によって行われています。清田CEOは、提出が延期されている有価証券報告書が出てこなければ、結論は難しいとの見解を示しました。さらに、有価証券報告書が提出された場合でも、審査には相当時間がかかるという見方を示しました。一方、東証一部から二部への降格については、市場への悪影響を考慮し、「東芝が公表している債務超過を既成事実として認めて、8月1日に降格の措置を取るのは一つの考え方」と述べました。

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