チーズ・ワインの関税引き下げへ 日欧EPAで調整[2017/06/17 11:50]

 現在、最高3割の関税が掛けられているヨーロッパ産のチーズについて、日本政府はEU(ヨーロッパ連合)との経済交渉のなかで、関税を引き下げる方向で調整に入ったことが分かりました。

 日本政府はEPA(経済連携協定)を巡って、今週に来日したEUの首席交渉官らと非公式に協議を重ねています。交渉関係者によりますと、このなかで日本側は、EUからのチーズの関税を現在の最高約3割からパルメザンなどハードチーズは撤廃、カマンベールなどソフトチーズは引き下げる方向で調整に入ったということです。ワインの関税、1リットル最高125円もなくす方向です。その代わりに日本は、EUに輸出する乗用車に掛けられている10%の関税の撤廃を求めています。来月上旬の合意を目指していますが、特に撤廃の時期を巡って交渉は難航しています。

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