緑茶・日本酒の輸出増に弾み?関税撤廃で日・EU調整[2017/06/20 11:52]

 日本とEU(ヨーロッパ連合)の経済連携協定を巡る交渉で、EU側が日本から輸出する緑茶の関税を撤廃する方向で調整していることが分かりました。

 交渉関係者によりますと、EUは日本が求めていた緑茶の関税、最大3.2%を撤廃する見通しで、時期は今後、詰めます。緑茶のEUへの輸出量は4年連続で増加していて、さらなる市場の拡大が見込まれます。日本側は最近、EUで人気が高まっている日本酒についても関税の撤廃を求めています。これに対してEU側はカマンベールなどのソフトチーズの関税、最大約30%の撤廃を焦点にしています。日本側はソフトチーズに関しては撤廃ではなく、引き下げる方向で調整していて、折り合いはついていません。

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